湯河原
一年に一度フランスに住んでいる友達が帰って来るので、彼女の実家がある湯河原の旅館で一泊した。部屋数が少なく、お客さんは温泉で三人会っただけ。
こじんまりとした和室なのだけれど、あらゆる小物は厳選されていて上質で、お料理も器も洗練されていた。勿論目に煩い物は何一つ見当たらない。
静かでゆっくり、過不足ないのにリピートしようと思わなかったのは、そこで働く人と心が通わなかったから。高齢の女将は宿を出る時、タクシーに乗るまで一言も話さず頭を下げるだけ。
結局、人を感動させるのは人でしかないのだなあ。熱海で遅い昼食に入った餃子屋のお姉さんの方が数段素敵だった。普通に美味しいからまた来ようかなと思わせる程。
芸能人の関口知宏を熱海駅で見かけ、二年前もハーブ園から熱海駅まで同じバスだったし、何で熱海に来ると会うのか不思議。
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