正しいことをしなかった

「正しからざる事をしないでいるだけでは足りないことも、この世界にはあるのです。そういう空白を抜け道に利用する者もいます。」

「私が何か正しくない事をしたからではなく、正しい事をしなかったから重大な問題が生じたと言う事なのでしょうか?このお店に関して、あるいは私自身に関して。」

去年の夏に読んだ村上春樹の短編集でこの文章が棘のように刺さった。人と関わるのを極力避けて面倒から出来るだけ遠くにいるように暮らしてきたのでけれど、この本を読んだ頃、窮地に追い込まれるような事が起こり、その時は言いたい事の十分の一も言えなかった。

今年の2月に頭がおかしいと思われようが言いたい事を親しい仲ではないのにも関わらず、本音で話しをする機会があった。結果どちらに転んでも良かったし、今も問題は決着がついていない。

誰にでも言い分はあるのでしょうが、真面目に文句を言わない人が損をする事に関してはどんな相手であっても美意識と良心を持って意見を言いたい。

Venusonne

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